ふたたび

NHKのあさイチで、塩谷俊という俳優さんの話題になりました。名前は知らなかったけど、顔をみたら、あ、あの人、と分かりました。アクターレッスンをやってたそうです。そして、映画をつくってお亡くなりになった、と。
その映画が「ふたたび」という、ハンセン病の患者さんの、社会復帰をテーマにしたものだそうです。私の県には、ハンセン病の病棟がありました。いとこが看護師をしていたこともあります。でも、映画のことは、知りませんでした。
鈴木亮平さんの映画デビューの作品でもあるそうです。残念なことに塩谷さんは4年前に突然他界されて、鈴木さんが涙をこらえながら話している姿が、印象的でした。財津一郎、藤村俊二など、渋い役者が出ています。
何よりジャズの演奏風景が、楽しそう。ハンセン病は、空気伝染でもなく、患者さんが社会生活を送ってもなんの支障も無いのに、国家的政策で隔離され続け、差別を受け続けました。水俣病と、似ています。
長い間、隔離された人が突然世間に放り出されても、どうすることも出来ないでしょう。ハンセン病は、キリストの時代から偏見を受け続けてきました。松本清張の「砂の器」も、これがテーマです。
この映画、ネット配信されています。観なくちゃね。プロミスのCMについて

ぬるい麦茶

夏も終わって、何を飲みましょうか、と悩んでいます。冷たい紅茶や氷をいっぱい入れたミルクコーヒーは、もはや寒い。でも、まだお番茶フーフー、という季節でもない。で、夏の残りの麦茶。
水だしではないので、やかんでグラグラやります。で、それに水をたして、ちょうど人肌くらいまでにすると、なんとなく美味しいのです。お水を足すから薄目になりますが、それが良い感じです。
温かいと、薫りも立つので、薄さはそれほど気になりません。ぬるい紅茶はいただけないでしょうが、ぬるい麦茶は、いけますよ。ぬるくて美味しい、って、かなり希少価値じゃないですかね。
他に、ぬるくて美味しいものを考えてみました。つまり暇なのです、校正原稿が届くまでは。お味噌汁のぬるいの、いやだ。ご飯のぬるいの、ますますいやだ。緑茶のぬるいの、いやじゃないけど。
サイダーやビールのぬるいの、飲めないでしょ。スイカやメロンも、ぬるいのはいやだ。寒くても冷え冷えでないとね。こう考えると、食べ物って、熱いか冷たいかの、どっちかですね。お汁粉がそうでしょ。
常温がいいのは、お饅頭かしら。おせんべいもそう。てことは甘いものは常温、ですか。でもチーズケーキは冷たいほうがいいかな。きょうの10時のおやつは、塩水で殻ごと煮た落花生。おいしいですよ。

水上の人

仕事場までのバスは、湾の岸に沿って走ります。よっぽど風の強い日でない限り波もなく、まるで湖のようです。ある朝、水上に一人の男の人が立っています。ええ、この人、なに??ビックリです。
バスが近付くと、その人、一枚の細い板の上に立ってました。ま、一枚筏て、そんな言葉があるのかどうか、そういう状態。よく浮いてるなー、とバスの中から見入ってしまいました。
磯に釣りをする人の姿は、珍しくもありません。ボートに乗ってる人もいます。しかし、板一枚で海の上に人がいるのは、初めて見る光景でした。でも、バスの乗客は、気が付いていないみたい。
その異様な風景を忘れかけたころ、また、海の上に人。ああ、あの人。今度はじっくり観察させていただきます。すると、板はサーフボードです。そして片手に釣り竿を、もう一方でパドルを漕いでます。
ええ、なにこれ。サーフボードで立ち上がるって、すごく難しいでしょう。それなのに、立ち漕ぎしてます、この人。波があったらひっくり返るでしょう、当然。でも、すましてます。釣りしてるんです。
そばの岩場に釣りの人。小舟でも釣りの人。普通、そうでしょう。なに、この人。海の上の変人、ですね。なにか、自分に課しているものがある、修行僧のように見えてきました。
朝から、あんなもの見ると、気になって仕事が手につかないよ、全く。生理前のひどい腰痛を改善したいなら。